マカオ、2022年2Q旅客総消費額は対前年46.3%減…1人あたり平均も26.0%減の約4万円に

 マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。

 しかしながら、2020年1月下旬以降、新型コロナウイルス感染症防疫対策の一環で入境制限を含む厳格な水際措置が講じられた影響を受け、インバウンド旅客数が激減。一方で、同年第3四半期以降にかけて両地の間の往来制限は段階的に緩和され、隔離検疫なしでの相互往来が再開したことから、インバウンド旅客は中国本土からが主となっている。

 昨年通期のインバウンド旅客数は前年から30.7%増の770万5943人だったが、新型コロナの影響が生じる前にあたる2019年との比較では8割超のマイナス。全体に占める中国本土旅客の割合は91.4%。今年1〜6月累計のインバウンド旅客数は前年同時期から11.8%減の346万5107人。内訳は、日帰り旅客が16.7%増の218万0826人、宿泊を伴う旅客が37.6%減の218万0826人で、約9割が中国本土旅客。

 マカオ政府統計調査局は8月18日、今年第2四半期(2022年4〜6月)の旅客消費調査(ギャンブル消費を除く)結果を公表。旅客総消費額は前年同期から46.3%減の65.5億パタカ(日本円換算:約1098億円)だった。内訳は宿泊を伴う旅客が55.7%減の28.3億パタカ(約475億円)、日帰り旅客が30.5%増の10.1億パタカ(約169億円)。

 今年第2四半期の旅客1人あたりの平均消費額は26.0%減の2421パタカ(約5万0600円)。内訳は宿泊を伴う旅客が16.3%減の4690パタカ(約7万8700円)、日帰り旅客はショッピング消費の増を受けて39.2%増の1031パタカ(約1万7300円)。また、中国本土旅客の限ると27.8%減の2474パタカ(約4万1500円)で、個人旅客については26.3%減の4915パタカ(約8万2400円)に。

 今年第2四半期の旅客消費の65.3%をショッピングが占め、以下は飲食が17.9%、宿泊が10.6%と続いた。旅客1人あたり平均のショッピング消費額は25.6%減の1582パタカ(約2万6500円)で、主な購入品目別では化粧品・香水が469パタカ(約7900円)、食品系土産が323パタカ(約5400円)、ハンドバッグ・靴類が228パタカ(約3800円)、衣料品が201パタカ(約3400円)。渡航目的別ではバケーションを目的とした旅客の1人あたり平均消費額が最も高く、27.8%減の4604パタカ(約7万7200円)。ショッピング目的は45.0%減の1840パタカ(約3万0900円)、親族訪問目的は26.6%減の1420パタカ(約2万3800円)。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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