今年の第70回マカオグランプリは2週末連続開催を計画

 マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴史ある大会で、今年(2023年)70回目の節目を迎える。

 例年、マカオグランプリの会期は11月中旬の木曜日から日曜日にかけての4日間だが、マカオ政府体育局の潘永権局長が2月5日、今年は記念大会として2週末連続開催を計画していることを明らかにした。過去にも50回、60回の年に2週末連続開催されたことがある。

 マカオは昨年12月中旬から今年1月初旬にかけてウィズコロナへ移行し、現時点で水際措置はコロナ前レベルに近いところまで緩和が進んでいる。しかし、昨年12月中旬までは約3年にわたってゼロコロナ下で厳格な水際措置が維持され、国際大会であるマカオグランプリにも大きな影響が生じた。

 コロナ禍でも開催自体は維持されたものの、2020年、2021年については会期の短縮もあった。グレード及び世界的な注目度も高い「マカオ4大看板レース」のうち「F3グランプリ」、「WTCR(世界ツーリングカーカップ)」、「GTワールドカップ」は3年連続で開催されず代替レースとなり、昨年の69回大会で3年ぶりに二輪車による「マカオモーターサイクルグランプリ」が復活するにとどまった。

 潘局長は今年の看板レース開催見通しについても言及。F3グランプリの再開に自信を持っており、GTワールドカップその他の高グレードレースについてもポジティブな反応を得ていると述べた。

マカオグランプリのイメージ(資料)=2019年11月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオは長く本格的な鉄道が存在しなかったが、2019年12月に新交通システム「マカオLRT」タイ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月18日、今年第1四半期(2024年1〜3月)のマカオのツーリズ…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月17日、昨年第4四半期(2023年10〜12月期)の工業輸出状況…
  4.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  5.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun