マカオ、2022年の労働災害統計公表…死傷者数4千人超

 マカオ政府労工事務局(DSAL)は5月27日、昨年(2022年)の労働災害統計分析報告を公表。

 昨年通期の労働災害による死傷者数は4274人に上った。このうち死亡者は9人で、1人については職業安全健康法違反に絡む事案。三大死傷原因は「墜落・転落」、「はさまれ・刺傷・裂傷」、「過負荷・捻挫」だった。

DSAL職員による工事現場での職業安全健康監察の様子(写真:DSAL)

 DSALでは、昨年内に延べ3205回の職業安全健康巡回を実施し、不安全状況での処罰対象が95件あったほか、労災事故の調査を通じて現場環境が妥当ではなかったことが事故発生の要因だったとして2人を処罰。また、補償制度違反も170人分あり、29人を処罰したとのこと。

 参考までに、マカオの人口は約67万人。

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