マカオ、2023年上半期累計の新車登録数が対前年25.4%増に…EVが約4分の1

 マカオ政府統計調査局が7月28日に公表した最新の運輸通信統計によれば、今年(2023年)6月のマカオの新規自動車登録数(普通車、大型車、工業用車両、バイク)は前年同期比171.0%増の1038台だったとのこと。

 普通車(「ライトビークル」カテゴリー)に限ると214.8%増488台で、電動車(EV)が26.2%を占めた。

 今年上半期(2023年1〜6月)累計の新車登録台数は前年同期比21.1%増の5999台、普通乗用車に限ると25.4%増の2427台で、EVの占める割合は23.9%。

 今年6月末時点での登録自動車総数は前年同時期から1.0%増の24万9658台。普通車に限ると1.2%増の11万4457台で、EVの占める割合は3.2%。

 マカオでは、今年1月からマカオの自家用車が中国広東省へ乗り入れ可能となる「澳車北上」政策がスタート。費用面及び手続き面でのハードルが低く、これを機に新規購入や買い替え需要が高まったとされる。EV車は税制面での優遇措置に加え、充電インフラの整備も進む中、着々と普及が進んでいる。

 参考までに、マカオの面積は東京の山手線の内側の約半分にあたる30平方キロ、人口は約68万人。

マカオ半島北部に開通した港珠澳大橋マカオ側イミグレーションのある人工島との間を結ぶ立体交差道路(資料)=2022年11月(写真:マカオ政府公共建設局/交通事務局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計調査局は5月20日、今年第1四半期(2024年1〜3月)及び通期の旅客消費調査(ギ…
  2.  マカオ市政署は5月20日、マカオ半島北部に位置する公設市場で建物外観の色から「紅街市(レッドマー…
  3.  中国共産党中央香港マカオ工作弁公室主任で、中国政府の香港マカオ政策担当部門にあたる国務院香港マカ…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  5.  マカオ政府交通事務局は5月17日、同月16日未明にタクシー助手席でのシートベルト着用をめぐるトラ…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun