マカオグランプリサーキットを走るファンラン大会が開催…約4千人が参加

 1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(マカオGP)。市街地の公道を転用した全長6.2kmの「ギアサーキット」を舞台に毎年11月中旬に開催されており、今年(2023年)は70回目の節目を迎えることから、記念大会として2週末連続開催(11月11〜12日及び16〜19日)となっている。

 本番を間近に控えた、11月5日午前にマカオグランプリ70周年記念行事のひとつ「中国銀行プレゼンツ—第70回マカオグランプリ祝賀—ギアサーキットファンラン」が開催された。

「中国銀行プレゼンツ—第70回マカオグランプリ祝賀—ギアサーキットファンラン」スタート直後の様子(写真:マカオ政府体育局/マカオグランプリ組織委員会)

 ギアサーキットファンランの開催は2018年以来、5年ぶりのこと。ギアサーキットを走ることができる機会は通常なく、希少な機会として注目され、申し込み受付開始初日に枠が埋まったことでも話題となった。

 今大会には約4千人が参加し、長い歴史を持つ特色あるギアサーキットの魅力を存分に体験したという。

 なお、今大会のコースはマカオグランプリ本番のレースと同じで、優勝者のタイムは男子の部が19分42秒、女性の部が24分20秒だった。参考までに、同サーキットにおけるF3(フォーミュラ3)の最速記録は2019年にユーリ・ビップス選手が記録した2分06秒317。

 サーキットの準備が佳境を迎え、さまざまな関連イベントも開催されており、マカオの街ではグランプリムードが盛り上がっている。

ギアサーキットでの記念撮影を楽しむファンラン参加者(写真:マカオ政府体育局/マカオグランプリ組織委員会)

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