第33回マカオ国際花火コンテストに日本・灯屋煙火店を含む10か国の代表が出場…9〜10月の5夜にわたり開催

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月21日、同局が主催する今年(2025年)の第33回「マカオ国際花火コンテスト」の開催概要を発表。

 マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となっている。

第33回「マカオ国際花火コンテスト」開催概要会見の様子=2025年8月21日(写真:MGTO)

 今年の開催日は9月6・13・20日、10月1・6日の5夜で、各夜2チームずつ(午後9時と午後9時40分)が打ち上げを行う。打ち上げ会場は例年通りマカオタワー正面海上。出場国は第1夜=9月6日がオーストラリアと南アフリカ、第2夜=9月13日が韓国とオーストリア、第3夜=9月20日がフィリピンと日本、第4夜=10月1日が中国とポルトガル、第5夜=10月6日が英国とブラジルとのこと。各チームとも約18分間にわたってパフォーマンスを行う予定という。

 なお、日本代表として出場するのは、群馬県桐生市に本社を置く灯屋煙火店(あかりやえんかてん)。国内外で花火大会実績を持つ。

 参考までに、MGTOでは最良の鑑賞候補地としてマカオ半島の「観音像〜観音像休憩区」、「マカオ科学館前防潮堤」、「沙格斯大馬路(マンダリンオリエンタルマカオ近く)」、「南灣・雅文湖畔(アニム・アルテ・ナンワン)」、「湖濱路(YOHOトレジャーアイランドリゾートワールドホテル側)」とタイパ島北部の「海洋大馬路一帯」の6か所を挙げた。このうち、マカオ科学館前防潮堤については、打ち上げ日の午後5時から午後10時半まで、グルメ、ステージ、遊びの要素を盛り込んだイベント会場を開設するとのこと。

第33回「マカオ国際花火コンテスト」の告知ビュジュアル(画像:MGTO)

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