マカオの税関と衛生当局が密輸たばこ買取・販売の2店舗を摘発

 澳門海關(マカオ税関)は1月18日、同月15日と17日にかけてマカオ政府衛生局と合同で市内の小売店を対象とした未納税の密輸たばこ買取・販売の違法行為に対するパトロールを実施したと発表。

 今回のパトロールは税関と衛生局たばこ・アルコール対策室から15人が参加して実施され、市内の多くの小売店に対するパトロールを実施したほか、事前に未納税密輸たばこの買取・販売に関与しているとの情報をキャッチしていた2店舗に対する摘発を行ったという。

 摘発対象となった2店舗からは、未納税の紙巻きたばこ7万1660本とシガー25本、未納税額にして10万8160パタカ(日本円換算:約211万円)分が発見された。

マカオ税関と衛生当局による密輸たばこ買取・販売店に対する摘発の様子(写真:澳門海關)

 両店舗の責任者は税関の調べに対し、いずれも発見された品は見知らぬ人物から買い取ったもので、客に転売することで利益を得ていたと説明。2店舗の責任者3人について、税関が対外貿易法違反、また衛生局がたばこ対策条例違反でそれぞれ起訴済みとのこと。

 目下、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2025」を展開する中、税関でもいわゆる運び屋行為や密輸たばこの販売状況に関する監察体制の維持、また情報収集及び分析を強化して臨み、随時関係当局と合同で取り締まりを継続するとした。

マカオ税関が公開した証拠品(写真:澳門海關)

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