マカオで「POP MART MACAO CITYWALK」が開幕…大型カルチャーツーリズムイベント

 マカオ政観(マカオ政府旅遊局/MGTO)と中国発のアートトイブランド「POP MART」とのコラボレーションによる大型カルチャー・ツーリズムプロジェクト「POP MART MACAO CITYWALK」が6月6日に開幕した。

 同イベントの開催期間は(2025年)9月21日までの108日間。マカオ域内の4ヶ所(マカオ半島の歴史市街地区にあるラザロ地区、世界遺産・カモンエス広場、世界遺産・聖オーガスチン広場及びタイパ島の排角)にPOP MARTの人気キャラクターとして知られるBaby Molly、CRYBABY、DIMOO、LABUBUとマカオの特色ある食品系土産、著名なストリートフード、レトロなカフェ、ポルトガル風のグルメをそれぞれ組み合わせたテーマの大型インスタレーションが設置される。

「POP MART MACAO CITYWALK」のタイパ島・排角会場の様子(画像:MGTO)

 MGTOによれば、マカオはユネスコ世界文化遺産リストに登録された「マカオ歴史市街地区」を擁するほか、ユネスコ「世界食文化創造都市」にも登録されており、世界遺産、町並み、グルメ文化、流行のIPの要素を結合し、マカオ独特のストーリーを世界に向けて発信し、特に若者層に対してマカオ渡航をアピールすることを目指しているとのこと。

 また、マカオ半島のセナド広場にあるリッツビルの観光案内所を「POP STATION」としてイベントの本拠地と位置付け、記念写真撮影コーナーやポップアップストアを開設する。

「POP MART MACAO CITYWALK」のマカオ半島・聖オーガスチン広場会場の様子(画像:MGTO)

 ほかにも、イベント会場で撮影した写真をSNSでシェアすることでイベント限定のポストカードをプレゼントしたり、イベント期間中にマカオのリアル店舗で所定のモバイル決済プラットフォーム(マカオのMPayとマカオ版アリペイ、中国本土及び香港版のアリペイ、タイのTrue Money、マレーシアのTouch ’n Go eWallet)を利用して一定金額以上の買い物をすることでイベント限定グッズが当たる抽選への参加できる機会も提供。旅客へマカオの各所を巡っての消費を促し、ツーリズムエコノミーの活性化につなげたい考えがあるとした。

 同イベントの詳細は同局の特設サイト(https://www.macaotourism.gov.mo/article/events/popmart-macao-citywalk)で確認することができる。

世界遺産・セナド広場に開設された「POP STATION」の外観(画像:MGTO)

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