マカオ、国慶節GW6日目のインバウンド旅客数は5.6%増の12.9万人…単日平均9.1%増の15.3万人

 中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィーク(「十・一」黄金周)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある書き入れ時のひとつに数えられる。

 今年(2025年)の国慶節GWは10月1日〜8日の8日間で、前年より1日長い。マカオでは、アフターコロナとなって以降、インバウンド旅客数の回復ペースを維持しており、マカオ当局は今回のGW期間中の単日平均インバウンド旅客数を前年の約14.2万人(延べ、以下同)を上回る15万人超などとする事前予測を示していた。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が10月7日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、国慶節GW6日目(10月6日)のインバウンド旅客数は12万8846人で、前年同日との比較では5.6%減。6日目までの累計インバウンド旅客数は91万8628人、単日平均は前年同時期から9.1%増の15万3104人となった。

 前日は台風21号(国際名:マットゥモ)の接近に伴い、公共交通機関の運休などの影響が生じる台風警報シグナル「8」が発令されたことなどから、単日インバウンド旅客数が24.4%減となった。6日はやや盛り返したが、台風をきっかけに旅程を変更した旅客も一定数いると想定され、4日目までの勢いはみられない。GWも残すところ2日間となり、事前予測値を上回るかどうかが注目される。

国慶節GW期間中に歩行者天国が実施されているタイパ島の観光名所タイパビレッジ・官也街付近の様子(写真:マカオ政府経済・科技発展局)

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