マカオ、国慶節GW5日目のインバウンド旅客数が台風の影響受け24.4%減の11.3万人に

 中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィーク(「十・一」黄金周)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある書き入れ時のひとつに数えられる。

 今年(2025年)の国慶節GWは10月1日〜8日の8日間で、前年より1日長い。マカオでは、アフターコロナとなって以降、インバウンド旅客数の回復ペースを維持しており、マカオ当局は今回のGW期間中の単日平均インバウンド旅客数を前年の約14.2万人(延べ、以下同)を上回る15万人超などとする事前予測を示していた。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が10月6日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、国慶節GW5日目(10月5日)のインバウンド旅客数は11万2996人で、前年同日との比較では24.4%減。5日目までの累計インバウンド旅客数は78万9782人、単日平均は前年同時期から12.5%増の15万7956人となった。

 5日目にインバウンド旅客が急減した要因については、台風21号(国際名:マットゥモ)の接近に伴い、5日午前2時から午後1時にかけて公共交通機関の運休などの影響が生じる台風警報シグナル「8」が発令されたことが挙げられる。大型連休後半にかけて4日目までの勢いを維持し、事前予測値の単日平均15万人超を達成できるかどうかが注目される。

台風一過の観光名所周辺をパトロールする澳門政府旅遊局の職員=2025年10月5日(写真:MGTO)

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