マカオ、2025年6〜8月の住宅価格指数は前年比10.3%下落
- 2025/10/7 11:21
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は10月6日、マカオの今年(2025年)6〜8月の住宅価格指数を公表。
マカオの今年6〜8月の総体住宅価格指数は192.4で、前の調査期(今年5〜7月)から0.8%下落。ストック物件(中古)の価格指数は1.1%下落の206.7、未完成物件(プレビルド)は0.3%上昇の233.6に。
ストック物件の指数をエリア別にみると、マカオ半島が1.3%下落の195.8、タイパ島・コロアン島が0.2%下落の250.1。築年数別では、20年以上が1.4%下落、5年以下と6〜10年がいずれも1.2%下落、11〜20年は0.1%上昇。
実用面積別では、59〜74.9平米と75〜99.9平米がそれぞれ1.5%、0.8%下落、50平米以下については0.2%上昇。
今年6〜8月の総体住宅価格指数は前年同時期から10.3%下落で、エリア別ではマカオ半島(189.6)が10.3%、タイパ島・コロアン島(203.6)が10.4%のそれぞれ下落。
マカオでは一昨年1月初旬のウィズコロナ転換を機にインバウンド市場の回復が進み、経済波及効果が期待されていたが、不動産市場については高金利が続く状況と経済の先行き不透明感といった懸念材料も存在し、取引件数・平均平米単価とも振るわない状況が続いている。昨年の年初からは不動産価格抑制策の一部緩和もスタートし、同年4月20日から不動産価格加熱抑制策が全面撤廃されるに至った。
