マカオの悪質タクシー、ぼったくりと乗車拒否の検挙数1000件=前年から約4倍増

マカオ治安警察局は1月9日、社会問題となっている悪質タクシーに対する検挙状況を発表した。昨年(2014年)1年間のぼったくり及び乗車拒否の検挙件数はおよそ1000件あり、前年の約4倍増となった。内訳は、733件がぼったくり、254件が乗車拒否だった。

警察当局では、今年1月1日から7日までの間、タクシーの違反行為に対する一斉取り締まりを実施した。期間中の検挙件数は352件あり、このうち66件がぼったくり、28件が乗車拒否だった。

治安警察局では、悪質タクシーは市民の利益及び観光都市としてのマカオの印象を著しく毀損する許し難い行為とし、短期間で状況を改善するため、より徹底した取り締まりを実施していく姿勢を明らかにした。

警察当局による乗車拒否を行った悪質タクシーに対する検挙の様子(写真提供:CPSP)

警察当局による乗車拒否を行った悪質タクシーに対する検挙の様子(写真提供:CPSP)

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