「マカオ返還記念日」中国復帰21周年

 きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから21周年の記念日を迎えた。

 マカオ特別行政区政府はきょう午前8時からマカオ半島新口岸地区の金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式典を開催。賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官が代表を務め、会場には中国中央マカオ出先機関の要職者やマカオ各界の代表者らおよそ500人が出席した。会場周辺には多くの市民も集まり、式典の様子を見守った。

 午前9時30分からは中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックスで政府主催の祝賀レセプションが開催された。

 例年、返還記念日の夜に花火大会、付近の週末にインターナショナル・パレードが開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染症防疫対策で密を避ける目的でいずれも見送りに。タイパ島の龍環葡韻エリア一帯では、返還21周年を記念したウィンターフラワーフェスティバルが開催されており、祝賀ムードに彩りを添えている。

 なお、マカオとともに中国の特別行政区となっている香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のこと。来年(2021年)は返還24周年を迎える。

マカオ返還21周年記念日の朝に開催された国旗・区旗掲揚式=2020年12月20日、金蓮花広場(写真:GCS)

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