蓮花大橋連絡バスが増便、最短2分に1本へ=マカオ・コタイと珠海・横琴新区の出入境施設間を結ぶ

マカオ・コタイ地区と広東省珠海市・横琴新区の両出入境施設間を蓮花大橋経由で結ぶ連絡バスについて、今年(2016年)2月4日からピーク時間帯の運行頻度が従来の10分に1本から最短で2分に1本になったとのこと。

マカオの日刊紙澳門日報が2月6日付紙面で報じた記事によると、今回の大幅な増便は連絡バスを共同運行する2社のうち、岐關車路(Kee Kwan)が従来のおよそ2倍となる90人乗りの新型低床バス4台を投入したことにより実現したものという。

連絡バスの運賃は片道5パタカ(日本円換算:約75円)で、現金またはマカオの交通系ICカード、マカオパスで支払いができる。

マカオと珠海を結ぶ陸路ルートは3つあり、このうちすべての旅客が利用できるの關閘〜拱北ルートとコタイ〜横琴ルートの2つ。コタイ〜横琴ルートでは、2014年12月から24時間通関化が実現し、連絡バスについても終夜運転を実施している。

現状、徒歩で往来可能な關閘〜拱北ルートに旅客が集中しており、混雑が慢性化していることから、今回の連絡バスの利便性向上を機にコタイ〜横琴ルートへの分散が進むことが期待される。

蓮花大橋。手前がマカオ・コタイ側、奥が珠海・横琴側(資料)—本紙撮影

蓮花大橋。手前がマカオ・コタイ側、奥が珠海・横琴側(資料)—本紙撮影

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