マカオで毎年恒例の「クールビズ」実施…エアコン設定温度は「25度以上」に

今年(2018年)のマカオは例年と比較して夏の訪れが早く、5月中旬から気温の高い状態が続き、すでに本格的な夏が到来している。

マカオ政府エネルギー発展弁公室は6月10日、中国の全国省エネプロモーションウィークに合わせ、2018年マカオ省エネウィークのキックオフセレモニーを開催。6月11日夜には、省エネキャンペーンの一環として午後8時30分から1時間の消灯を実施するイベントが行われ、政府関連施設をはじめ、カジノIR(統合型リゾート)施設や観光スポットのライトアップなどが一斉に消されるなど、期間中、市民の省エネ意識向上を図る様々な取り組みが実施される。

また、6月12日から8月31日までの間、毎年恒例となるクールビズで省エネを目指す「便服夏,齊節能」キャンペーンが実施する。期間中、公務において制服着用義務のない公務員が軽装で出勤することを奨励するとともに、役所や公共施設のエアコンの設定温度を「25度以上」に設定し、省エネに貢献する。同局では、公務員だけでなく、一般企業や団体にもクールビズを採用するよう呼びかけており、省エネ文化がマカオ社会に定着することを期待するとしている。

マカオでは一般的にエアコンを効かせすぎる傾向があり、寒い室内で厚着をする人も目立つなど、エネルギーの無駄遣いが指摘されている。

省エネキャンペーンの一環としてマカオ政府が旗振り役となって実施された消灯イベント。上が消灯中、下が消灯前=マカオ半島・新口岸地区(写真:GCS)

省エネキャンペーンの一環としてマカオ政府が旗振り役となって実施された消灯イベント。上が消灯中、下が消灯前=マカオ半島・新口岸地区(写真:GCS)

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