マカオ保安庁、プライベートでカジノ入場の警察官を規律違反で免職処分に…客とのトラブルきっかけで発覚

マカオ保安庁長官事務所は12月5日、今年(2018年)3月にプライベートでカジノ入場したことが発覚したマカオ治安警察局所属の30代の男性警察官に対する懲戒手続きの結果について、11月21日付で免職処分としたと発表した。

マカオのカジノはマカオ人、インバウンド旅客とも21歳以上が入場、ギャンブル参加を認められるが、マカオの公務員は春節(旧正月)の三が日を除いてカジノへの入場そのものが認められていない。

この警察官は3月16日にマカオ半島中区のカジノ施設に客として入場した際、別の客のゲーミングチップを横取りしようとして警備員に発見されるというトラブルを起こしていた。すぐにチップを返却し、被害者が責任追及しない意向を示したため、事が明るみになることはなかったとのこと。

しかし、この警察官は19日にも同じカジノに入場。すでにセキュリティデータベースに登録があったことから、警備員が司法警察局に通報。その後の司法警察局の調べで、男が治安警察局の警察官であり、公務員カジノ入場規制違反の疑いが発覚したもの。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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