中国中央、マカオ特区政府の2018年度施政を高く評価

今年度(2018年度)の施政報告及び来年度の展望について中央政府首脳に報告する「述職」のため北京を訪問中のマカオ特別行政区の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官は12月17日夕方、全日程を終えたことを受け、現地で記者会見を行った。

崔行政長官によれば、習近平国家主席及び李克強国務院総理と会い、マカオ特別行政区全体として安定性を維持し、良好なの状況の下、経済の発展と民生の改善を施政の中心に据えて取り組み、ガバナンスの強化によって、今後国全体の発展に積極的に寄与できる体制作りを進めたことを報告し、高く評価されたという。

また、崔行政長官の2期目となる行政長官職の任期が残りおよそ1年となっているが、自身の今後については、残りの任期中、全力を尽くし、新たに選出される行政長官へスムーズなバトンタッチができるようにしたいと述べた。

習近平国家主席(右)への述職に臨むマカオ特別行政区の崔世安行政長官(左)=2018年12月17日、北京(写真:GCS)

習近平国家主席(右)への述職に臨むマカオ特別行政区の崔世安行政長官(左)=2018年12月17日、北京(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  2.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  3.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  4.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun