マカオの2018年医療統計公表…病床使用率3.6ポイント上昇の74.4%に

マカオ政府統計調査局は5月24日、昨年(2018年)の医療統計を公表。

2018年のマカオにある入院設備を持つ5つの病院の病床数は前年から8増の1604だった。入院患者数は2.2%増の6.0万人(延べ、以下同)で、平均入院日数は0.2日延びて7.2日に。これを受け、病床使用率は3.6ポイント上昇の74.4%となった。

外来受診者数は5.3%増の178.8万人。内科外来が全体の15.9%を占める28.5万人で最も多く、以下、理学療法・リハビリが13.8%の24.7万人、外科外来が11.0%の19.7万人と続いた。

救急外来サービス受診数は1.7%減の46.5万人。このうち、タイパ島の救急サービス受診者は0.1%減の10.4万人で、5年連続の減少。このほか、透析サービス利用件数は11.5%増の11.1万件となり、9年連続の増加となった。

一次医療サービスを提供する公立及び私立のクリニック等の施設数は前年から15減の687で、受診者数は1.9%減の393.5万人。ただし、公立クリニックに限ると5.3%増の89.7万人に上った。

病院及びクリニックにおける予防接種数は3.3%増の37.7万本。このうち16.1万本がインフルエンザワクチンだった。

献血協力者数は4.1%増の1万4867人。このうち初回が3203人。

衛生局の資料をベースにしたマカオの医師数は1.4%増の1754人、看護師数は2.8%増の2464人。人口1000人あたりの医師比率は2.6、看護師比率は3.7。

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合醫院(資料)—本紙撮影

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合醫院(資料)—本紙撮影

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