マカオ司法警察局が人質立てこもり事件想定した演習実施

マカオ司法警察局は6月15日午後、立てこもり事件を想定した犯人側との人質解放交渉演習を実施。同局の刑事捜査員およそ40人らが参加した。

演習は、コロアン島のハクサビーチ付近で密入境を図ったとみられる男5人を発見、職務質問しようとしたところ振り切って逃走し、このうち2人の身柄は現場で確保したものの、残る3人が多くの学生らが宿泊する青年宿舎に逃げ込み、30人の青少年を人質に取って立てこもり、警察の交渉員が密入境の動機を聞き出し、人質を解放して投降するよう説得するというシナリオで、交渉技術、情報伝達、コーディネーション、物資搬送などについて確認などが行われたという。

なお、今回は香港から経験豊富な交渉員をゲストに迎え、現場において指導を受けたとのこと。同局では、今後も演習の改善を図り、突発的な事態に対応できる体制を整えて行くとした。

演習での交渉員による説得シーン=2019年6月15日(写真:マカオ司法警察局)

演習での交渉員による説得シーン=2019年6月15日(写真:マカオ司法警察局)

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