賀一誠氏が北京訪問、第5代マカオ行政長官任命書受け取る…12月20日付で正式就任

 先に実施された第5回マカオ特別行政区行政長官選挙で98%の高得票率で当選した賀一誠(ホー・ヤッシン)氏が9月10日から12日まで北京を訪問している。

 11日午前、中南海紫光閣で李克強中国国務院総理から第5代マカオ行政長官任命書(国務院第719号令)を受け取った。賀氏は今年(2019年)12月20日付で第5代マカオ行政長官に正式就任する。午後には人民大会堂福建庁で習近平国家主席との面会に臨んだ。

 習近平国家主席は賀氏のこれまでの功績を肯定した上、「大局を胸に抱き、広い視野を持ち、マカオの実情と国家開発戦略ニーズを的確に把握し、マカオ特別行政区政府の新布陣を団結して率い、そして社会各層の皆と協力して努力することで、革新に取り組み、マカオの長期的発展を現実のものとし、「一国二制度」実践成功事例の新たな1ページを刻んでほしい」と希望を述べた。

李克強中国国務院総理(右)から任命書を受け取る賀一誠氏(写真:GCS)

李克強中国国務院総理(右)から任命書を受け取る賀一誠氏(写真:GCS)

 マカオ行政長官は中華人民共和国マカオ特別行政区の首長にあたり、任期は5年間で、連任は2期まで。現任の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官は2期目にあたり、今年12月19日をもって任期満了となる。

 賀氏は行政長官選に立候補する前までマカオ立法会主席や全人代マカオ地区代表を務めていた。

習近平中国国家主席(右)と握手する賀一誠氏(写真:GCS)

習近平中国国家主席(右)と握手する賀一誠氏(写真:GCS)

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