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マカオ、非居民の入境が禁止に…新たな新型コロナ防疫措置として3月18日から

社会・政治2020/03/17 13:54

 中国・湖北省武漢市での集中発生に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、世界各地へ感染が拡大する中、国際観光都市として知られるマカオでも、官民の間で状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオの新たな新型コロナ防疫措置として、3月18日午前0時(マカオ時間、以下同)から非居民(マカオ居民IDカード保有者以外)のマカオへの入境が禁止となる。3月17日付のマカオ特別行政区公報に掲載された行政長官令によれば、新型コロナの世界各地への流行拡大が続く状況下において、外部からの流入を防ぐことによってマカオ居民の健康を保障するための伝染病予防法を根拠にした措置とした。

 今回の入境禁止の対象は非居民だが、中国本土、香港、台湾の居民、「ブルーカード」と呼ばれるマカオで就労許可を得た者に発給される身分証の保有者を除くとしている。また、疾病予防、緊急援助、マカオの正常運営や居民の基本的生活を維持するといった公共の利益に関わる者については、衛生当局が例外として扱うことが可能になるという。【追記】19日午前0時からは前日の措置で入境禁止の対象外だった「ブルーカード」保有者が禁止対象へ変更された。

 マカオでは、17日午前0時から過去14日以内に中国(中国本土、香港、台湾)以外の国と地域に滞在したすべての入境者に対する政府指定場所での14日間の隔離検疫(医学観察)がスタートしたばかり。スタート直後となる17日午前、スペイン人旅客の新規感染が確認されていた。

マカオ政府が封鎖中の湖北省からマカオ居民を帰還させるため派遣したチャーター機(資料)=2020年3月7日、マカオ国際空港(写真:GCS)

 なお、中国本土向けの措置として、過去14日以内に「広東省、河南省、浙江省、湖南省、安徽省、江西省、江蘇省、重慶市、山東省、四川省、黒龍江省、北京市、上海市」のいずれかに滞在した旅客が医学検査ステーションにおける医学検査の対象となっている。イミグレーション施設から市内に設けられた医学検査ステーションに移送され、医学検査を経て入境可否が判断されることになる。検査にかかる時間は約6~8時間で、検査忌避はできない。過去14日以内に中国本土滞在歴のあるブルーカード保有者は指定施設で14日間の医学観察を受ける必要がある。武漢市含む湖北省については、1月27日から合法医療機関が発行した医師による新型コロナウイルス未感染証明書の提出が必須化されている。

 本稿執筆時点(3月17日午後1時30分)のマカオ域内における累計患者数は12人。2月4日までに武漢からの旅客が7人、マカオ人が3人の感染が確認されて以降、40日間にわたって新規感染確認ゼロが続いたが、3月15日にポルトガルから戻ったマカオで就労する韓国人1人(ドバイ及び香港経由)、17日にスペインからビジネス目的で入境したスペイン人1人(モスクワ及び北京経由)と欧州からの輸入例が相次いだ。2月4日以前の感染確認者については、3月6日までに全員が治癒し退院済みで、重症化、死亡、院内感染例はいずれもなかった。

 マカオ政府は1月後半以降、一連の春節祝賀イベントやMICEイベントの中止、世界遺産含む文化施設の一時休館(3月16日から順次再開)、カジノ及びレジャー・娯楽施設の一時休業(カジノは2月5日から19日まで、レジャー・娯楽施設は同日から3月1日まで)といった観光都市としての魅力をあえて消すと同時に、中国本土及び他の高発生地区との往来を物理的に制限すること、マカオ住民に対しても全学校の休校(4月13日から5月4日にかけて順次再開見通し)や政府窓口の一時休止(3月2日から段階的に解除)を含む不要不急の外出を控えさせる策などを講じることで、流行を食い止めてきた。

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