旧正月のホテル客室予約率好調、価格急騰

2014年は1月31日が旧正月の元旦にあたる。中国本土では例年元旦から1週間程度の長期休暇となることから、マカオは観光トップシーズンとなる。ホテル組合会長の陳志杰会長によると、すでに旧正月のホテル客室予約率は8~9割程度となり、一部5つ星ホテルでは満室のところもあるという。

1月21日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。通常、元旦は自宅で過ごすことが多いといい、ピークの本番は旧正月元旦から数えて2日目から6日目となる。最もホテル宿泊価格が高騰するのは3日目で、2日目と比べて2倍以上、中には1万パタカ(日本円換算:約13万円)を超える客室もあるそうだ。なお、今年の旧正月のホテル予約の出足は昨年と比較して早いという。

マカオでは2013年に大型ホテルのオープンがあり、約6,000室のホテル客室が新規供給されたが、宿泊を伴う観光客数の増加に伴い十分消化できているようだ。

なお、前述の陳会長によると、ピークシーズンに客室価格が高騰するのは正常な現象であるとの認識を示しながらも、通常期と比較した場合のマカオの価格高騰幅は香港を超えるという。

また、旧正月休暇期間中のマカオ渡航者数は増加する見込みとあり、2月の月間カジノ収入も前年比15%程度の上昇が予想される。

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

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