輸出入ともに伸びる―14年3月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は4月29日、今年(2014年)3月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比10%増の8.3億パタカ、輸入は同20%増の72.2億パタカとなった。3月の貿易赤字は63.9億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から13%増の6.6億パタカ、地元産品の輸出は同水準の1.7億パタカだった。

今年第1季の累計では輸出が前年比6%増の24.8億パタカ、そのうち再輸出貨物が7%増の20.2億パタカ、地元産品の輸出が1%増の4.7億パタカ。輸入は18%増の219.2億パタカ。貿易赤字は194.4億パタカ。

今年第1季の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比12%増の15.3億パタカ、欧州連合(EU)向けが29%増の8,550万パタカだった一方、中国大陸向けが5%減の3.1億パタカ、米国向けが19%減の8,612万パタカだった。

非紡績品の輸出は前年同期比8%増の22.9億パタカ、そのうち機械設備・パーツが36%増の4.1億パタカ、紡績品及び完成衣料品の輸出は8%減の1.9億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が6,857万パタカで12%の減少。

輸入元については中国本土が69.2億パタカ、EUが56.0億パタカで、それぞれ前年同期比11%、22%増。コンシューマーグッズが142.3億パタカで23%増で、ゴールド製ネックレスが61%増の28.6億パタカ、腕時計が95%増の21.7億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が47%増の7.2億パタカ。

今年第1季の対外商品貿易総額は244.0億パタカに達し、前年同期の209.1億パタカから17%の増となった。

なお、今年第1季の商品輸入総額に占める日本の割合は約5%で、中国本土(32%)、香港(12%)、スイス(10%)、フランス(9%)、イタリア(7%)に次ぎ、米国(5%)と並ぶ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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