中国、新型コロナ市中感染例5日ぶり確認…雲南省のミャンマー国境付近で1人=9/1

(2021/09/02 09:37 配信)

珠江デルタ

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功したが、以降も局地的な市中感染確認例が度々出現している状況。

 直近では、雲南省のミャンマー国境付近での市中感染確認が続くほか、7月下旬には江蘇省南京市の南京空港で感染力の強いデルタ株のクラスターが発生して各地へ波及するなどの事案があった。

 中国の国家衛生健康委員会が9月2日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月1日の中国本土における新規市中感染確認は1人だったとのこと。中国本土で市中感染が確認されるのは5日ぶり。市中の無症状感染例については2日連続ゼロに。

 この日唯一の市中感染確認例は、雲南省のミャンマー国境付近にある徳宏タイ族チンポー族自治州で出現したもので、患者は9歳の男児。雲南省では、近隣諸国からの陸路入国者の輸入性感染確認も依然として続いている状況。

 9月1日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数(輸入性含む)は977人で、うち3人が重症。無症状の患者435人が医学観察下にあるという。

 7月下旬から始まった中国本土におけるリバウンドは南京空港で発生したクラスターから波及したものだが、そのきっかけは海外から到着した航空機とされている。瞬く間に10を超える省市とマカオへ波及したものの、すでに多くのエリアで伝播を断ち切ることに成功した。8月中旬以降は主に江蘇省、河南省、湖北省、湖南省の4省で新規感染例の出現が散発的に続いた。

 上記と無関係のケースでは、8月20、21日にかけて上海浦東国際空港の国際カーゴエリアでの業務に従事する5人の感染確認が相次ぎ、以降は密接接触者の中から24日に2人、26日に1人の感染確認があった。ただし、迅速な対処によって同職域及び密接接触者内にとどまっている。同空港では8月初旬にも国際カーゴ機サービススタッフのデルタ株感染例が報告されている。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。新規感染確認数は8月10日から減少傾向が続き、目立ったリバウンドもなくほぼ沈静化した。すでに多くの地域で防疫措置が緩和に転じている。中国では今年5月下旬に広東省でもデルタ株の大規模な再流行が発生したが、約1ヶ月で封じ込めに成功した実績がある。

 約1ヶ月に及ぶ全国的再流行が終息したことを受け、中国本土でも省を跨ぐ団体旅行の催行も可能となった。マカオと中国本土各地との往来も本格的に再開が進んでいる。マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は9月1日、マカオの外港及びタイパフェリーターミナルと広東省深セン市の蛇口港との間を結ぶ高速船について、同月3日から運航を再開すると発表。マカオでは、10月初旬の国慶節大型連休にかけて、中国本土からのインバウンド旅客が戻ると期待されている。

9月3日から運航再開となるマカオと広東省深センを結ぶ高速船のイメージ(写真:DSAMA)

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