マカオ返還記念日…中国復帰22周年

 きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから22周年の記念日を迎えた。

 マカオ特別行政区政府は同日午前8時からマカオ半島新口岸地区の金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式典を開催。賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官が代表を務め、会場には中国中央マカオ出先機関の要職者やマカオ各界の代表者、さらにはマカオ訪問中の東京五輪で金メダルを獲得したアスリートらが出席。会場周辺には多くの市民も集まり、式典の様子を見守った。

 午前9時30分からはマカオ半島南部にある中葡展覧館(中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックス)で政府主催の祝賀レセプションが開催された。

マカオ返還22周年記念日の朝に開催された国旗・区旗掲揚式=2021年12月20日、金蓮花広場(写真:GCS)

 賀行政長官は祝賀レセプションの祝辞において、(先に発表した)2022年度施政方針、第2次5ヵ年計画に盛り込んだ各目標の達成に向けたタスクを効果的に実行し、経済の安定的な回復の推進、民生改善の継続、適度な経済多元化のスピードアップを図ると抱負を述べた。

 なお、マカオとともに中国の特別行政区となっている香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のこと。来年(2022年)は返還25周年という大きな節目を迎える。

マカオ返還22周年祝賀レセプションで祝辞を述べるマカオ特別行政区の賀一誠行政長官=2021年12月20日、中葡展覧館(写真:GCS)

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