マカオ 17年11月末の外貨準備高約2.2兆円=前月から0.3%増

マカオ政府金融管理局は12月15日、今年(2017年)11月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1574億パタカ(195.7億米ドル、日本円換算:約2兆2027億円)だったと発表した。

訂正後の今年10月の数値1569億パタカ(195.3億米ドル、約2兆1957億円)から0.3%の増となった。

今年11月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約11倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の87.1%だった。

また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は104.7で、前月から0.08ポイント上昇、前年同月から3.85ポイントの下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ高、前年同月比でマカオパタカ安の状況にあることを示している。

マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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