近年、マカオでは一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が社会問題となっている。当局がパトロールや取り締まりを強化して臨んでいるものの、依然として暗躍しているようだ。

マカオ治安警察局は3月3日、今年（2015年）1〜2月に交通事務局と合同で実施したタクシー違反統計を発表。検挙数は累計1333件に上り、ぼったくりが全体の32%、乗車拒否が同21%を占め、合わせて半数以上となった。

なお、旧正月連休中（2月19〜28日の10日間）の検挙数は244件で、ぼったくりが54%が、乗車拒否が24%を占めた。

旧正月期間中の当局による違反タクシーに対する取り締まりの様子＝2015年2月22日（写真：GCS）