マカオ、ホテル業界の売上1割増=14年

マカオ政府統計調査局は9月14日、昨年(2014年)のホテル業界に関する統計を公表。同年の業界全体の売上は前年比10.2%増となる278.7億パタカ(日本円換算:約4191億円)に達した。

売上の内訳では、宿泊が14.3%増の136.5億パタカ(約2053億円)で売上の49%を占めたほか、料飲が1.1%増の56.5億パタカ(約850億円)、スペースレンタルが18.6%増の55.8億パタカ(約839億円)、MICEイベント向けスペースレンタルが111.1%増の3.4億パタカ(約51億円)。なお、5つ星ホテルの売上が230.6億パタカ(約3467億円)で、業界全体の82.7%を占める。

ホテル業界全体の原価は7.9%増の230.7億パタカ(約3469億円)。このうち、営業経費が3.1%増の104.9億パタカ(約1577億円)、人件費が17.2%増の95.9億パタカ(約1442億円)と大半を占めた。

業界全体の利益は20%増の49.6億パタカ(約746億円)。

2014年時点で営業中のホテルは66軒、ペンサオン(簡易宿泊施設)は33軒で、宿泊施設総数は前年からマイナス1軒の99軒。従業員数は前年比1.1%減の3万9475人だが、このうち従業員数800人以上の11施設に限ると8.1%減の2万6089人。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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