第63回マカオGP開幕間近、公道レースのため交通規制に注意=公共バス43路線やリゾートホテルのシャトルバスに影響

マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典、マカオグランプリの開幕が間近に迫っている。今年(2016年)の「サンシティグループ第63回マカオグランプリ」の開催期間は11月17日から20日までの4日間。

マカオグランプリはマカオ半島に市街地中心部にある公道を使用した「ギア・サーキット」(全長約6.2キロメートル)が舞台となることから、開催期間中にはサーキット周辺を中心に通行止めや一方通行の方向調整といった交通規制が実施され、多くの公共バスとリゾートホテルのシャトルバスのルート、乗降場所が大幅変更となる。

マカオ政府交通事務局が11月10日の記者会見で明らかにした内容によれば、迂回ルートへの変更、運行区間の短縮、バス停位置の移転の対象となる公共バスの系統数は全体の半数以上の43にも及ぶとのと。

例年、グランプリ開催期間中のサーキット周辺は交通渋滞も激しさを増すため、市民や観光客の市内の移動に大きな影響が出ており、交通事務局では、迂回ルートの情報収集や、早めの出発を心がけるよう注意を呼びかけている。

なお、香港や広東省各地との間を結ぶ高速船が発着するマカオの主要な海の玄関口、外港フェリーターミナルの正面にはグランプリのメインスタンドがやパドックが設営されるため、公共バスやリゾートホテルのバスが発着するバスターミナル機能が近隣の別の場所に移る。事前に交通事務局やリゾートホテルのホームページ、現地の案内板などを確認しておきたい。

マカオグランプリビルで開催されたサンシティグループ第63回マカオグランプリ開催期間中の交通規制等に関する記者会見=11月10日(写真:GCS)

マカオグランプリビルで開催されたサンシティグループ第63回マカオグランプリ開催期間中の交通規制等に関する記者会見=11月10日(写真:GCS)

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