マカオGP会場で「鹿児島和牛ホットドッグ」販売=明治屋産業が現地飲食業大手と組み実現、販路拡大狙う

毎年11月にマカオで開催されるモータースポーツの祭典、サンシティグループ第63回マカオグランプリが昨日(11月20日)閉幕した。

今大会にも、日本人ドライバーや日本チームが複数参戦し、パドックエリアや観客席で多くの日本人の姿を見ることができた。

マカオグランプリの客席スタンドの真下にはフードコーナーが設けられており、マカオの有名レストランが屋台形式のブースを出し、テイクアウトメニューを販売している。記者がフードコーナーの前を通りがかった際、「日本和牛」のポスターを掲出したブースを発見し、思わず足を止めてしまった。日本勢の活躍はレーシング関連だけではないらしい。

このブースは福岡県に本社を置く食品会社、明治屋産業株式会社がZANN CORPORATIONの関連企業であり、マカオの著名レストランを複数傘下に持つ飲食業大手、G&Lグループ(怡柱集團)と組んでマカオ・コロアン島の人気イタリア料理店、ラ・ゴンドラのブースに併設するかたちで展開したものとのこと。鹿児島県産和牛のストリップロインという部位を使った「鹿児島和牛ホットドッグ」を1個60パタカ(日本円換算:約850円)で販売していたが、取材したタイミングが決勝レース開催日のランチタイムと重なったこともあって、ブース前は長蛇の列となっていた。

マカオグランプリ会場で販売された「鹿児島和牛ホットドッグ」=11月16日-本紙撮影

マカオグランプリ会場で販売された「鹿児島和牛ホットドッグ」=11月16日-本紙撮影

試食してみたところ、鹿児島和牛ホットドッグは、食べやすい一口サイズにスライスされたジューシーな肉がたっぷり使用されており、肉汁が染み込んだバンズとの相性もぴったりと感じた。行列に並んでいた地元マカオのグランプリ観戦客に話を聞くと、前日に食べてみて美味しかったので、リピートしたという。日本の感覚からすればやや強気の価格設定にも思えたが、肉の量や味を考えれば、十分許容できると語ってくれた。

ZANN CORPORATIONはマカオに来年(2017年)オープン予定の超高級ホテル、The 13(十三第)の日本食材関係の仕入窓口であり、明治屋産業の担当者によれば、今後、ZANN CORPORATIONのプロデュースによるG&Lグループの飲食店をはじめとしたマカオ市場において日本産和牛の販路を拡大したい意向で、今回はそれに向けたトライアルの位置付けで出品したという。なお、鹿児島和牛ホットドッグの販売実績については、1日平均約600本(レース開催4日間合計約2400本)だそうで、予想を上回る人気に手応えを感じたとのこと。

近年、マカオでは日本食ブームが盛り上がりをみせている。日本料理店はもちろんのこと、中国料理や西洋料理の店でも和牛をはじめとした日本産食材を採用することでメニューのバリューアップを図る例も多く見受けられる。

マカオグランプリ会場で鹿児島県産和牛をPRする明治屋産業とG&Lグループの関係者=11月16日-本紙撮影

マカオグランプリ会場で鹿児島県産和牛をPRする明治屋産業とG&Lグループの関係者=11月16日-本紙撮影

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