マカオの住宅平均平米単価7.5%上昇の約145万円…19年第2四半期民間建築及び不動産取引統計

マカオ政府統計調査局は8月16日、今年第2四半期(2019年4〜6月)の民間建築及び不動産取引統計を公表。

今年第2四半期の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった住宅ユニットの取引数は今年第1四半期から97.6%増の2725、取引総額は103.2%増の169.0億マカオパタカ(日本円換算:約2228億円)だった。内訳をみると、現住物件(中古)の取引数が98.7%増の2357、取引額は113.8%増の137.6億マカオパタカ(約1814億円)、プレビルド(未完成物件)は取引数が90.7%増の175、取引額は67.1%増の31.4億マカオパタカ(約414億円)。

今年第2四半期に不動産印紙税の対象となった住宅の実用面積1平米あたり平均価格は7.5%上昇の11万0263マカオパタカ(約145万円)。エリア別では、マカオ半島が11.4%上昇の10万9987マカオパタカ(約145万円)、タイパ島が3.4%下落の10万1515マカオパタカ(約134万円)、コロアン島が1.6%上昇の12万8871マカオパタカ(約170万円)。

また、中古の実用面積1平米あたり平均価格は9.7%上昇の10万5575マカオパタカ(約139万円)、プレビルドは3.2%上昇の13万6022マカオパタカ(約179万円)。

今年第2四半期時点で設計段階の住宅ユニット数は8176、建設中は7377、最終検査中は302に上る。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun