マカオ政府統計・センサス局が10月24日に公表した資料によれば、今年（2025年）9月の総合消費者物価指数は前年同月比0.47%上昇だったとのこと。

　前年同月の価格指数との比較では、市民の暮らしに直結する食品・ノンアルコール飲料が0.56%上昇で、外食・フードデリバリー費の上昇が主要因。また、住宅家賃の値上がりを受け、住宅・燃料についても0.37%上昇。最も顕著な上昇だったのは、レジャー・スポーツ・文化（+2.81%）で、情報・通信（-2.94%）と衣類・履物（-1.43%）は下落に。

　今年9月の総合消費者物価指数は前月比でも0.10%上昇。食品・ノンアルコール飲料（+0.23%）上昇で、主に野菜小売価格と外食・フードデリバリー費の上昇によるもの。教育（+0.94%）と（パーソナルケア・保険・ネックレス・時計等含む）その他商品・サービス（+0.74%）についても上昇となった。一方、夏休みシーズン後に団体旅行、ホテル客室、航空券価格が値下がりしたことで、レジャー・スポーツ・文化（-0.64%）と運輸（-0.56%）は下落。

　今年9月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.24%上昇。顕著な上昇だったのは、その他商品・サービス（+2.07%）、レジャー・スポーツ・文化（+1.47%）、教育（+1.08%）で、情報・通信（-2.32%）と運輸（-2.24%）は下落。

今年第3四半期の総合消費者物価平均指数は前年同時期比0.29%、今年第2四半期比0.23%のそれぞれ上昇。今年1〜9月の総合消費者物価平均指数は前年同時期比0.22%上昇。