マカオ、フェリー乗船券転売の男1人を交通チケット投機販売容疑で逮捕

 マカオ治安警察局は10月25日、同月24日にマカオ半島新口岸地区にある外港フェリーターミナル周辺でフェリー乗船券を転売していた中国本土出身の男(57)について、交通チケット投機販売容疑で逮捕したと発表。

 24日午後5時頃、警察官が外港フェリーターミナル周辺をパトロールしていた際、歩道橋上で通行人に声掛けし、フェリー乗船券を転売している男を発見。すぐに制止し、所持品検査を行ったところ、転売用とみられる乗船券15枚が見つかった。

 男は警察の調べに対し、カジノ客から1枚あたり120香港ドル(日本円換算:約1660円)で買い取り、21日から23日にかけて140香港ドル(約1940円)及び160香港ドル(約2220円)で転売して利鞘を稼いだなどと供述したとのこと。

 警察では、男を交通チケット投機販売罪で送検するとともに、不法就労にあたるとして労工局にも通知を行うとした。

 マカオの多くのカジノでは、ギャンブラーがプレイするごとにポイントが貯まる会員プログラムを用意しており、一定のポイントに達するとフェリーチケットやホテル宿泊券、家電製品などの賞品と引き換えることができる。

逮捕された男が転売用に所持していたフェリー乗船券(写真:マカオ治安警察局)

逮捕された男が転売用に所持していたフェリー乗船券(写真:マカオ治安警察局)

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