マカオ、2018年産業構造統計公表…第三次産業が95.8%占める=前年から0.9ポイント上昇

 マカオ政府統計調査局は11月20日、昨年(2018年)のマカオの産業構造統計を公表。全業界の産業付加価値総額は前年から実質5.8%増だった。

 主要因として、カジノ・カジノ仲介業とホテル業の付加価値総額がそれぞれ実質10.0%、11.4%の大幅増だったことが挙げられる。付加価値総額の生産総額に占める割合は1.4ポイント上昇の69.0%。

 第二次産業の付加価値総額は実質12.3%減少、全産業に占める付加価値総額の比重は0.9ポイント下落の4.2%。主な内訳として、建設業が0.7ポイント下落の3.0%、水道・電気・ガス生産供給業が0.1ポイント下落の0.6%、製造業が前年から横ばいの0.5%。

 第三次産業の付加価値総額は実質6.8%上昇し、全産業に占める比率0.9ポイント上昇の95.8%。内訳については、カジノ・カジノ仲介業とホテル業で比較的明確な変化があり、それぞれ1.5ポイント、0.4ポイントの上昇、不動産業務は0.9ポイント下落の9.6%だった。また、ノンゲーミング(非カジノ)サービス業の比率は0.6ポイントの下落の45.3%。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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