マカオLRT工事本格化によるタイパ島交通規制拡大

タイパ島ではマカオLRTの建設工事の本格化やその他公共事業に伴う交通規制が拡大している。中でも、タイパ島中心部ととコタイ地区及び西灣大橋を結ぶ幹線道路となる競馬場一帯で16日から車線減少及び迂回路への誘導などがスタートし、平日ピーク時の大渋滞などへの懸念が拡がっている。

競馬場周辺の交通規制に伴い、周辺を経由するバス路線、バス停位置にも変更が生じている。

現在、タイパ島及びコタイ地区ではマカオLRT建設工事を中心に、西灣大橋タイパ側入口改良工事、ヴェネチアンマカオ前の路氹連貫公路ロータリーの地下トンネル、友誼大橋からコタイ地区へのバイパス路として計画中の大潭山トンネル、マカオ国際空港前の路面改良工事など、複数の公共工事が同時に行われている。

マカオLRTは2015年春ごろの開通を見込んでおり、タイパ島の交通規制は長期にわたり続くものとみられる。タイパ島の居住人口、コタイ地区への通勤者、観光客ともに近年増加の一途をたどっており、交通規制に伴う厳重な交通渋滞などが懸念されている。

16日から交通規制が拡大した競馬場周辺 (c)  運輸基建辦公室/交通事務局

16日から交通規制が拡大した競馬場周辺 (c) 運輸基建辦公室/交通事務局

競馬場周辺の交通規制 (c)  運輸基建辦公室/交通事務局

競馬場周辺の交通規制 (c) 運輸基建辦公室/交通事務局

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