マカオ、19年第4四半期企業統計公表…会社新設数5.6%増、登録資本金は22.7%増の約46.4億円

 マカオ政府統計調査局は2月5日、昨年第4四半期(2019年10〜12月期)及び通期の企業統計を発表。

 昨年第4四半期の会社新設数は前年同期から5.6%(76社)増の1436社、登録資本金は22.7%増となる3.4億マカオパタカ(日本円換算:約46.4億円)だった。資本規模の大きいビジネスサービス企業の設立があったことによる。

 昨年第4四半期の新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が578社、ビジネスサービス業が322社で大半を占めた。解散企業数は239社で、取り消し資本金は3344万マカオパタカ(約4.6億円)。

 資本金の出所については、中国本土からが1.8億マカオパタカ(約24.6億円)で全体の54.4%を占めた。次いで、香港からが7964万マカオパタカ(約10.9億円)、地元マカオが6296万マカオパタカ(約8.6億円)。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が829社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが195社。

 昨年通期の会社新設数は前年から3.1%(187社)増の6140社、登録資本金は3.3倍増の42.8億マカオパタカ(約584.2億円)。運輸、倉庫・通信業、金融業における資本金の増加が顕著だった。解散企業数は885社、取り消し資本金は2.4億マカオパタカ(約32.8億円)。

 昨年の新設企業の登録資本金の規模は、5万マカオパタカ(約68万円)以下が全体の74.8%を占める4595社で、これらの合計資本金は全体の2.8%にあたる1.2億マカオパタカ(約16.4億円)。一方、100万マカオパタカ(約1365万円)以上は121社、合計資本金は全体の92.7%にあたる40億マカオパタカ(約546.0億円)。

 昨年末におけるマカオの登録企業数は7万1440社となり、前年の同じ時期から5254社の増。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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