マカオ、公営のホール・劇場が約5ヶ月ぶりに再開へ

 マカオでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の一環として1月下旬に世界遺産含む文化施設が一斉クローズとなった。その後、域内の状況が落ち着いたことを受け、3月から段階的に再オープンしている。

 マカオ政府文化局(ICM)は6月22日、クローズが続いていた同局が管轄するホール・劇場について、26日から再オープンすると発表。具体的には、マカオ文化センター(澳門文化中心)、ドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院)、旧法院ビルブラックボックス劇場(舊法院大樓黒盒劇場)、マカオコンテンポラリーアートセンター・ネイビーヤードNo.2(澳門當代藝術中心‧海事工房2號)、マカオ演藝学院講堂(演藝學院禮堂)の5館。

 すでに再開に向けたシミュレーション及び管内の全面清掃・消毒を終えており、衛生局へのヒアリングを通じた防疫ガイドラインも制定済みとしている。

 ICMでは、防疫ガイドラインに沿って厳格な運用をするとしており、観客数は座席数の半分以下とした上、総入館人数のコントロールなども行うとのこと。

再開に向けマカオ文化センターで実施されたシミュレーションの様子(写真:ICM)

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