児童ポルノ動画をSNSにアップした疑い…マカオ在住者2人相次ぎ逮捕=インターポールからマカオ警察当局へ捜査協力要請

 マカオ司法警察局は7月7日から8日にかけて、インターネット上に児童ポルノ動画をアップロードしたとしてマカオ在住の男2人を相次ぎ逮捕したと発表。いずれも国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)から同局へ捜査協力要請が入った事案だった。

 7月7日に逮捕されたのは、未成年者の性的な動画1点を世界的に著名なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にアップした疑いのあるマカオで就労するフィリピン国籍の男(35)で、8日に「未成年者に関連するポルノ罪」で検察院送致済み。

 被疑者は7月6日にSNS「Facebook(フェイスブック)」上に約2分26秒の動画1本をアップし、動画に14歳以下であることが明らかなアジア系の少女と成人男子による性的な行為が映っていたとのこと。SNS運営サイドが違反投稿であるとしてすぐに動画を削除した上、インターポールに通報。インターポールの調べでマカオのIPからアップされていたものであることがわかり、7日にマカオ司法警察局に捜査協力要請が入ったという。司法警察局で即時チームを編成して捜査に着手し、同日中に被疑者の身元を特定、逮捕に至ったという。

 被疑者は警察の調べに対して動画をSNSにアップしたことを否認したが、動画は2年前にダウンロードして保存していたもので、映っていた被害者のことは知らないと供述したとのこと。ただし、そのインターネット接続履歴等から被疑者がアップした形跡が濃厚とした。また、被疑者の所持していたスマートフォンから20点を超えるポルノ動画が見つかり、警察が未成年者に関係するものがないか調査を進めているという。

 7月8日に逮捕されたのはマカオ人の男(65)で、同月6日に約1分の児童ポルノ動画1点をスマートフォンのSNSアプリを通じてグループチャットにアップした疑い。インターポールから捜査協力要請を受け、マカオ司法警察が捜査に着手。男児と成人女子による性的な行為が映ったものであることを確認。ネットワーク情報から被疑者の身元を割り出しに成功したとのこと。

 被疑者のスマートフォン及びパソコンの中から児童ポルノ動画が4点、児童ポルノ写真が70点、未成年かどうかの判断がつかない写真が100点以上見つかったという。被疑者は警察の調べに対し、7月初旬に海外のポルノサイトの会員になり、100人以上のメンバーがいる情報交換用のチャットグループに招待され、そこで多数の動画や写真をダウンロードしたほか、児童ポルノ動画をアップしたなどと供述しているとのこと。警察は被疑者を9日に「未成年者に関連するポルノ罪」で検察院送致済みで、被疑者が所持していた動画と写真の中に未成年者に関係するものがないか調査を進めているとした。

7月8日に逮捕された男が所持していたスマートフォンとパソコン=2020年7月9日(写真:マカオ司法警察局)

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