マカオ、20年7〜9月期の総体住宅価格指数269.0…前回調査から0.4%上昇

 マカオ政府統計調査局は11月9日、今年(2020年)7〜9月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は269.0で、前回調査(6〜8月期)から0.4%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が269.9、タイパ島・コロアン島が265.4で、いずれも0.4%の上昇。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.1%上昇の289.4。エリア別にみると、マカオ半島が0.1%上昇の283.1、タイパ・コロアン島が0.2%上昇の315.5。築年数別では、6〜10年と5年以下が1.6%、0.6%のそれぞれ上昇だった。未完成物件(プレビルド)については1.5%上昇の281.0。

 実用面積別では、75〜99.9平米が1.0%、50平米以下が0.7%のそれぞれ上昇だった一方、100平米以上は0.2%下落。

 第2四半期との比較では、総体住宅価格指数が1.1%、ストック物件の価格指数が1.2%、未完成物件の価格指数が1.0%のそれぞれ上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは今年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、経済に影響が及んでいるが、住宅不動産市場についてはこれまでのところ比較的安定して推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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