マカオが外国からの入境者の隔離検疫期間を短縮、14日間に

 マカオでは、新型コロナの域外からの流入阻止を目的とした厳格な水際措置が講じられており、5ヶ月以上にわたって新型コロナの市中感染確認例ゼロを維持している。

 マカオ政府衛生局は3月24日、同月28日からの水際措置の変更に関する公告を発出。香港・台湾・中国本土以外からのマカオ入境者に対する隔離検疫期間を「14日間」となり、隔離検疫期間満了日から起算して7日間の自己健康管理期間中にPCR検査を4回(1、2、4、7日目)受検すること及び各種防疫措置の遵守が求められる。

 現在、外国からマカオへの入境者に対しては21日間(血清抗体検査で陽性の場合は28日間)の隔離検疫+7日間の自己健康管理期間となっており、今回の変更によって隔離検疫期間が短縮となる。ただし、外国人を対象とした入境制限(原則禁止)については現状維持とされた。

 なお、中国本土との間については、中高リスク指定地域(状況により変動)を除き条件付きで隔離検疫免除での往来が再開済み。香港・台湾から入境の場合は隔離検疫14日間+自己健康管理期間7日間。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターが25日夕方の会見で明らかにしたところによれば、過去1週間で新たに隔離検疫を受ける必要が生じた人の数は321人で、このうち139人がマカオ居民IDカード保有者とのこと。

マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターによる定例会見の様子=2022年3月24日(写真:GCS)

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