マカオ、2022年の住宅価格指数は前年比4.8%下落

 マカオ政府統計調査局は2月8日、昨年(2022年)10〜12月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は247.2で、前回調査(同年9〜11月期)から1.0%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が1.2%下落の247.1、タイパ島・コロアン島が0.2%下落の247.6。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.0%下落の264.9。エリア別にみると、マカオ半島が1.2%下落の256.8、タイパ・コロアン島が0.2%下落の297.2。築年数別では、5年以下と20年以上が0.8%、0.4%のぞれぞれ下落、6〜10年は1.6%上昇。未完成物件(プレビルド)は横ばいの287.0。実用面積別では、50〜74.9平米と50平米以下が0.5%、0.3%のそれぞれ下落、100平米以上は1.5%上昇。

 昨年第4四半期の総体住宅価格指数は同年第3四半期から1.3%下落。中古とプレビルドの価格指数は1.2%、2.1%のそれぞれ下落。

 2022年通期の総体住宅価格指数は前年比4.8%下落の254.0。中古が271.5、プレビルドが298.1で、5.3%、0.1%のそれぞれ下落。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 コロナ禍でもマカオの住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、2022年半ば以降は長期化による影響も見受けられる状況。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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