マカオ、2023年1Qの住宅価格指数は249.0…前年同時期から4.2%下落

 マカオ政府統計調査局は5月8日、2023年1〜3月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は249.0で、前回調査(2022年12月〜2023年2月期)から1.3%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が1.5%上昇の247.8、タイパ島・コロアン島が0.7%上昇の253.8。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.3%上昇の267.3。エリア別にみると、マカオ半島が1.5%上昇の257.9、タイパ・コロアン島が0.5%上昇の304.5。築年数別では、6〜10年と20年以上がそれぞれ1.9%、1.5%上昇、11〜20年は0.9%下落。未完成物件(プレビルド)は1.3%上昇の290.3。実用面積別では、50平米以下と75〜99.9平米がそれぞれ1.1%、1.0%上昇、100平米以上は0.7%下落。

 総体住宅価格指数は前年同時期から4.2%下落で、エリア別ではマカオ半島が5.1%、タイパ島・コロアン島が0.4%のそれぞれ下落。ただし、昨年第4四半期からは0.7%の上昇だった。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 コロナ禍でもマカオの住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、2022年半ば以降は長期化による影響も見受けられた。ただし、2023年1月にウィズコロナ転換があったことから、今後の住宅不動産市場の動きも注目される。

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