マカオほかIR運営メルコリゾーツが2023年1Q業績発表…マカオの防疫措置緩和受け回復進む

 マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エンターテインメント社は5月10日、今年第1四半期(2023年1〜3月)の監査前業績を発表。

 同社の今年第1四半期の営業収益は前年同時期から51%増となる約7.165億米ドル(日本円換算:約961億円)。主な増加要因として、マカオにおける防疫措置の緩和によるゲーミング(カジノ)事業のパフォーマンス向上を挙げた。

 調整後プロパティEBITDAは約1.908億米ドル(約256億円)で、コロナ前2019年の同時期を上回った。また親会社株主に帰属する当期純損失は前年同時期の約1.833億米ドル(約246億円)から8130億米ドル(約109億円)まで縮小。

 業績発表にあたり、メルコリゾーツのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は、防疫措置緩和後のマカオ市場は回復が進む励みになる状況とし、回復の勢いは持続しており、直近の五・一(労働節)ゴールデンウィーク期間中のマス(いわゆる平場)におけるベット額と売上は2019年の同時期を上回ったことも明らかにした。

メルコリゾーツ&エンターテインメント社の旗艦IR施設「シティ・オブ・ドリームス マカオ」(資料)=本紙撮影

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