輸出2か月ぶり復調―13年10月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は11月29日、今年(2013年)10月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比10%増の7.0億パタカ、輸入は同23%増の71.5億パタカとなった。10月の貿易赤字は64.5億パタカ。輸出は2か月連続減少していたが、復調に転じた。

輸出のうち、再輸出貨物が13%増の5.3億パタカ、地元産品の輸出は同1%増の1.7億パタカだった。

今年1-10月の累計では輸出が前年同期比9%増の74.3億パタカ、うち再輸出が18%増の57.6億パタカ、地元産品の輸出は13%減の16.7億パタカ。輸入は同13%増の657.0億パタカ。貿易赤字は582.7億パタカ。

今年1-10月の輸出先のうち、香港が39.2億パタカ、中国本土が13.5億パタカでそれぞれ前年同期比14%、21%増だった一方、米国が3.0億パタカ、欧州連合(EU)が2.3億パタカで同28%、12%の減少となった。

非紡績品の輸出は67.1億パタカで前年比14%増、そのうち電子部品が8.5億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが5.0億パタカでそれぞれ77%、164%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は20%減の7.2億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.4億パタカで28%の減少。

今年1-10月の輸入元については中国本土の214.3億パタカ、EUの152.7億パタカで、それぞれ前年比14%、12%増。品目ではコンシューマーグッズが419.6億パタカで19%増、ゴールド製ネックレスが27%増の77.1億パタカ、腕時計が22%増の50.3億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が74%増の22.1億パタカ。建築資材についても45%増の22.3億パタカとなった。

今年1-10月の対外商品貿易総額は731.7億パタカに達し、前年同期の647.1億パタカから13%の増となった。

なお、今年1-10月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(13%)、フランス(9%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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