マカオのGDP実質10.5%成長—13年第3季

マカオ特別行政区政府統計調査局は11月29日、今年(2013年)第3季のGDPが対前年実質10.5%成長だったと発表。経済成長の主要因はゲーミングサービス輸出の13.3%増やツーリズムサービス輸出の8.1%増といったサービス輸出の伸びによるもの。今年第1~3季の実質GDP成長率は10.5%だった。

就業市場が安定しており、総就業人数及び収入が上昇傾向にあり、かつ失業率が1.9%と低い水準にあることから、個人消費支出が前年比5.3%増となった。マカオ居住者と域外居住者による最終消費支出はそれぞれ4.6%、1.2%上昇。

政府歳出は対前年3.4%増。うち人件費が1.0%、商品・サービスの購入が6.3%上昇。

投資による固定資本形成総額は昨年と変わらず。個人投資が15.1%増え、そのうち建築投資が23.4%上昇、設備投資は12.7%減。政府による投資は51.4%の大幅減。マカオ大学横琴キャンパスが上半期に竣工したため、公共建築投資が57.8%の大幅減。この他、政府設備投資は67.8%上昇。

貨物輸出は対前年6.8%上昇。貨物輸入については個人消費、観光客による消費、投資増加の恩恵により16.2%上昇。

サービス貿易では、ゲーミング売上、観光客及び観光客による消費の持続的成長が第3季のサービス輸出を対前年11.9%押し上げた。そのうち、ゲーミングサービス輸出が13.3%上昇、その他ツーリズムサービス輸出が8.1%増。一方、マカオ大学横琴キャンパスが完成したことにより政府の外地における支出が大幅に減ったことから、サービス輸入は同0.6%の減少。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

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