マカオ、2023年8月の消費者物価指数は対前年0.99%上昇

 マカオ政府統計調査局が9月22日に公表した資料によれば、今年(2023年)8月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は104.80で、前年同月から0.99%の上昇だった。

 前年同月比での主な上昇要因は外食費、パッケージツアー価格、学費の上昇、さらにホテル客室と衣料品価格の値上がりで、住宅家賃と航空券価格の値下がりが一部を相殺したとのこと。分類別では、教育(+9.98%)、レジャー・文化(+7.75%)、衣類・履物(+4.66%)、食品・ノンアルコール飲料(+2.50%)の指数が大幅上昇した一方、交通(-2.42%)と住宅・燃料(-1.66%)は下落に。

 また、今年8月の総合消費者物価指数は前月から0.04%上昇。航空券とガソリン価格の上昇を受けて交通の価格指数が1.45%上昇。レジャー・文化と医療の価格指数についても、それぞれ0.58%、0.28%上昇。一方、酒・たばこと衣類・履物の価格指数は、それぞれ0.49%、0.36%の下落。LPガス小売価格が値下がりに転じたことで、住宅・燃料の価格指数も0.26%下落、またフルーツと海産物の小売価格の値下がりによって食品・ノンアルコール飲料の価格指数が0.08%下落した。

 今年8月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.86%上昇。分類別では、教育(+10.02%)、家庭設備・サービス(+6.63%)の価格指数が顕著な上昇。

 今年1〜8月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.84%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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