世界遺産聖ポール天主堂跡前にForever21旗艦店—マカオ

世界遺産聖ポール天主堂跡前に建つ通称「黄屋仔」と呼ばれる建物について、ファストファッション大手「Forever21」の旗艦店が入居する予定であることがわかった。なお、黄屋仔はマカオ政府部門がテナントとして入居し、文化関連ショップや観光情報発信拠点として活用されてきた。

1月11日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。黄屋仔のビルオーナー会社フューチャーブライトグループ(佳景集團)の代表取締役社長陳澤武氏によると、これまで政府部門がテナントとして入居していただが、賃貸契約の更新に至らなかったという。現在、テナント料が高騰している状況の中、商業的な意味合いでの決定だったという。同時に、Forever21に対して一棟貸しを予定していることを明かした。Forever21にとって、これがマカオ初出店となり、マカオの旗艦店としたい考え。

マカオでは12月19日にヴェネチアンマカオのショッピングモール内に日本のユニクロが旗艦店を開設。大きな賑わいをみせている。また、世界遺産観光地前の一等地では、聖ドミニコ教会前にスワロフスキーが一棟借りで旗艦店を開店して話題となった。こういった場所への出店は破格のテナント料が必要となるが、ブランド認知向上のための宣伝費という考え方もあり、世界的ブランド企業による一等地の獲得合戦はしばらく続きそうだ。

聖ポール天主堂跡目の前の好立地にある「黄屋仔」(資料)

聖ポール天主堂跡目の前の好立地にある「黄屋仔」(資料)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ特別行政区の今年度(2025年1〜12月)補正予算案が7月9日午後、戴建業経済財政長官列席…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月10日夜、前日(9日)マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例…
  3.  マカオ治安警察局は7月8日、未成年女児に対する非礼行為によりマカオで就労する中国人(中国本土居民…
  4.  マカオ治安警察局は7月8日、マカオ社会の治安環境浄化を目的とした違法売春に対する取り締まりの実施…
  5.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は7月8日、館内…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun