2022年マカオ飲食業の付加価値総額が対前年19%減に

 マカオ政府統計調査局は10月13日、昨年(2022年)のマカオの飲食業調査結果を公表。

 昨年マカオで営業中の飲食業事業所数(飲食店舗、テイクアウト店、公設市場の屋台)は前年から104ヶ所減の4725ヶ所、従業員数は2154人減の3万6515人だったとのこと。

 飲食業の年間の合計収入は11.2%減の103.2億パタカ(日本円換算:約1914億円)、支出は6.7%減の117.8億パタカ(約2185億円)で、業界の年間収支は14.6億パタカ(約271億円)の赤字に。赤字幅は前年から4.5億パタカ(約83億円)拡大した。

 業界の経済貢献度を反映する付加価値総額は19.1%減の28.4億パタカ(約527億円)、固定資本形成総額は24.2%増の3.6億パタカ(約67億円)。

 昨年はゼロコロナ政策下で厳格な防疫措置が維持され、全域またはエリア単位でのロックダウンも度々実施されるなど、飲食業界にとっては厳しい状況にあった。今年1月初旬にウィズコロナ政策に転換され、アフターコロナで社会正常化が進む中、今年は状況の改善が期待されている。

マカオの著名観光スポットのひとつ、世界遺産・セナド広場周辺の様子(資料)=2022年7月27日本紙撮影

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