香港のモールでマカオ観光プロモーションイベント開催…マカオGPに焦点

 第70回マカオグランプリ(マカオGP)の開催を来月中旬に控える中、マカオ政府旅遊局(MGTO)が10月21〜22日にかけて香港・將軍澳地区にあるショッピングモール、新都城中心(メトロシティプラザ)でマカオGPに焦点を当てた観光プロモーションイベントを開催している。

 会場には第70回マカオGPに出場を予定しているレーシングカー2台(うち1台は香港ドライバーの車両)の展示やマカオGPの舞台となる公道サーキット「ギア・サーキット」の走行をVR体験できるコーナーなどが設けられ、観戦チケットが当たる抽選会も実施されるとのこと。

 このほか、冬の観光シーズンに向けて、マカオの文化や見どころを伝えるステージショーや親子ワークショップなどのプログラムが用意され、旅行社によるお得なマカオ旅行パッケージの販売なども行われるという。

香港・將軍澳のメトロシティプラザで開催されているマカオ観光プロモーションイベント会場の様子(写真:MGTO)

 香港とマカオは高速船やバスで1時間圏内にあり、マカオは香港からの近場の旅行先として定番のデスティネーションのひとつで、マカオのインバウンド旅客市場における香港からの旅客のシェアは中国本土に次ぐ規模となっている。

 MGTOのマリア・エレナ・セナ・デ・フェルナンデス局長は21日に行われた開幕式のスピーチで、今年1〜9月累計の訪マカオ香港旅客数は延べ530万人超に上っており、香港を重要市場として位置付けていると述べた。

マカオ観光プロモーションイベント会場に設けられた「ギア・サーキット」VR体験コーナー(写真:MGTO)

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