マカオ、夏季のインバウンド市場が好況…7月20日に単日最高旅客数13.5万人記録、平均9.6万人

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は7月28日、旅行のピークシーズンとなる夏季を迎える中、直近のマカオのインバウンド市場に関するレビューを発表。各種最新統計をもとに、マカオのインバウンド市場は好調に推移しているとの見方を示した。

 臨時データによる今年(2024年)7月1〜25日累計のインバウンド旅客数は約239.9万人、単日平均インバウンド旅客数は9.5%増の9万5979人で、コロナ前2019年同時期の86.6%まで回復。また、7月20日に単日最高の13万5575人を記録。

 また、今年1月1日から7月25日までの累計インバウンド旅客数は約1911.9万人、このうち中国本土・香港・台湾を除く国際旅客が約130.8万人となり、それぞれ前年同時期から38.2%、126.6%増だったという。

夏季に入り多くの旅客で賑わうマカオの観光名所周辺の様子(資料)=マカオ半島・セナド広場(写真:MGTO)

 このほか、今年上半期の平均ホテル客室稼働率は前年同時期から10.6ポイント上昇の88.5%に達し、2019年同時期との比較でもわずか2.6ポイントのマイナス。今年上半期の宿泊を伴うインバウンド旅客数は29.1%増の約783.1万人、平均滞在日数も2.3日だったとのこと。

 同局では、今後も夏季から下半期にかけて、観光体験の多元化、各種大型イベントの開催、マルチチャネルを使った宣伝展開などに取り組み、旅客ソースの拡大、ツーリズムエコノミーの促進を図るとした。

夏季に入り多くの旅客で賑わうマカオの観光名所周辺の様子(資料)=マカオ半島・大三巴街(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  このほど、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオ内に現地初となる茅台酒…
  2.  中国本土で5連休となる「五・一」労働節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中…
  3.  アフターコロナ2年目となったマカオの昨年(2024年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Ga…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月29日、同月14日から26日にかけて2025年第1次粤港澳(広東・香…
  5.  マカオ半島・新口岸地区の南湾湖畔に位置する大型ショッピングモール「ワンセントラルマカオ(One …

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun